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 【 掲示俳句への感想 】 259 回 俳句ランド

   

   ≪ 天地人の発表 ≫ 

 皆さんの選句の天3点、地2点、人1点として、集計した上位句です。

  対象 257回 掲示俳句

 

天  21 鵙猛る信玄公の強面              春生

天  27 開拓史語りつくせず蕎麦の花   逸郎

地  8 逝く夏や橅にマタギの鉈の痕      丈

地  25 蚯蚓鳴くアンモナイトの眠る丘   春生

人  12 夏霧や硫黄の匂ふ黒玉子          正憲

人  13 水槽の魚翻る厄日かな             正憲

4位  3 ペガサスを引寄せ八幡平の夜   丈

4位  14 電柱の海抜表示九月来る           正憲

 

     感 想 ≫ 対象258回の掲示俳句

   秋雲を沈めて八幡平の沼  丈

  ・ 八幡平(はちまんたい)は、奥羽山脈北部の山群である。標高1,614 m

山域は1956年に十和田八幡平国立公園に指定されている。情景がよめなかった。(If)

     ・ 八幡平の隠沼であろうか。? 透明度の高い水面に映る秋の雲さぞかし美しかったでしょうね。ここは単に“映して”の方が良いのでは。? (My)

   ・ 「沈めて」がいい。(hw)

  

2 秋天を凌ぎて青し山上湖  丈

  ・ この句の「凌ぎて」は、作者によると「凌駕する」という意味だそうです。山上湖は秋天より

も青いということのようです。季語の秋天を主にしたいようにおもうが。(If)

  ・ 「凌ぎて」の意味は、 苦しい局面やつらいことを、なんとかもちこたえて切り抜けること。また、その方法・手段。 他の意味は?(hw)

  

3 ペガサスを引寄せ八幡平の夜  丈

  ・ 行ったことのない所は、情景をよみとりにくいが、ペガサスが近くに見えたのでしょう。。(If)

  ・ 八幡平の夜はさぞかし星空が手に届くようなのでしょう。“ペガサスを引き寄せ”の措辞に作者の感動が伝わってきます。共感。只 ペガサスでは季語にならないのでは。? 】(My)

   ・ 「引寄せ」がいい。(hw)

  

4 爽籟の森を抜け来て南部富士  丈

  ・ 爽籟(そうらい)とは、秋風のさわやかなひびき。秋の季語。わかりやすい。(If)

  ・ 報告の句か?(hw)

  

5 奥入瀬の激つ素秋の日を弾き  丈

  ・ 素秋(そしゅう)は秋の異称。素は白の意。紅葉の頃の奥入瀬でもあるだろう。(If)

  ・ 奥入瀬の秋の光景はこんな感じなのでしょう。美しい光景です。 (My) 

  ・ うつくしい渓流の景。(hw)

  

6 奥入瀬の瀬音をしのぐ秋の蝉  丈

  ・ 番節の秋でも蝉は、よく鳴くのだろう。(If)

  ・ 秋の蝉の情感は本来寂しい感じです。中七の措辞にはそぐわないと思う。 (My)

  ・  秋の蝉もがんばっていますね。(hw)

  

7 八甲田の嶺々秋天をほしいまま 丈

  註. 嶺々(ねね)。

 ・ 映画の八甲田は、冬だったが、八甲田と晴天の秋空はすばらしいことだろう。(If)

 ・ 「ほしいまま」が安易か。(hw)

  

8 逝く夏や橅にマタギの鉈の痕  丈

  註.橅(ぶな・山毛欅)。

  ・  マタギ(漁師)は、冬の季語だが、鉈の痕でもあり、季重りは気にしないでよかろう。[地]  (If)

  ・ 詩情のある句です。 【人】 (hw)

  ・ とても良い場面を切り取りました。 さすがに俳人の眼ですね。 この場合やはり季語は晩秋か冬でしょうね。 (My) 

 

9 林檎りんごや夕映の津軽富士  丈

  ・ 関東以南では、木になる林檎は珍しいので、驚きだったのだろう。(If)

  ・ 津軽林檎ですね。(hw)

  

10  津軽富士より秋天と日本海   丈

  ・ 秋の津軽富士は見事でしょうが、この句では、秋天と日本海の景でしょう。(If)

  ・ 語順を替えて“秋天の津軽富士より日本海”とすれば調べが良くなります。 (My)

  ・ 絵葉書のような景。(hw)

  

11 小走りの巫女の踝涼新た 正憲

   ・ 特殊趣味でもないでしょうが。(If)

  ・ この巫女は白足袋などはいていなかったのだろうか? 立秋の頃、暑かったから……。 (Jt)

  ・ 細かい観察の句です。(hw)

 

12 夏霧や硫黄の匂ふ黒玉子 正憲

   ・ 温泉での茹で卵でしょうか。(If)

  ・ 箱根大涌谷名物黒玉子。残念ながら食べたことはない。火山成分によって殻が黒くなった温泉たまご、という。大涌谷で食しているのだろう。折しも山霧の中、視界が遮られて硫黄の匂いが殊更に……。共感。『地』 (Jt)

  ・ この秋の句会で「夏霧」はどんなものでしょうか?(hw)

  

13 水槽の魚翻る厄日かな  正憲

 ・ なんとなく雰囲気のある句ですね。 【地】 (hw)

   ・ 魚の厄日ではないでしょうね?。(If)

  ・ 厄日は二百十日。稲の開花期、台風襲来の頻度も高い。ことなく過ぎる厄日もしばしばではあるが……。掲句では台風が迫っているのかもしれない。水槽の魚も低気圧の到来を感じ取っているのだろうか? (Jt)

  

14 電柱の海抜表示九月来る 正憲

   ・ 暦年の水嵩表示も必要かも、用心喚起のため。[人] (If)

  ・ 勝手な想像をさせてもらえば、ここは海抜0メートルなのかも……? 九月に入るとまず厄日。予想外の高潮がくるかも知れない。勝手に共感。 (Jt)

  ・ 颱風の多い月を迎える作者の気持ちが出ています。(hw)

 

 15 向かひ合ふ鯱の貌台風裡 正憲

  ・ 鯱が向かい合う?。(If)

 ・ 城の天守閣の鯱だろうが、台風の真っ只中で多分何くそと言わんばかりの形相をしていると感じたのだろうが、風雨の中で実際に見ているのだろうか? (Jt)

  ・ 鯱もなんとなく不安な気持ちかも。(hw)

 

 16 鉛筆の二色に分かれ今朝の秋 正憲

   ・ 色で涼しさを感じたのだらうか。(If)

  ・ 自分のデスクの筆立に昔ながらの赤と青の二色の色鉛筆があるが、そのことだろうか? 立秋の感懐? わかりにくい。 (Jt)

  ・ 分かるような気がします。(hw)

 

 17 斑猫の足跡シルクロードかな 正憲

  ・ この足跡は、現実にはないのでは、斑猫は現実か。(If)

  ・ 道をしへ、の足跡?? イメージが結べないが……。客観写生+αが俳句の基本と考えているが、いろんな立場があるのだろう。 (Jt)

  ・   シルクロード」という比喩が大げさです。(hw)

 

18 再びの声の高鳴り法師蝉 正憲

   ・ なにかあったのかな。(If)

  ・ 「声の高まり」でよいのでは? どうしてそうなったのか、連想が及ばない。そんな時、読者は報告的と言いたくなる。 (Jt)

  ・ 「再びの声の高鳴り」?(hw)

 

 19 焼香の煙の揺らぎ秋の雨 正憲

   ・ 独善的なのかなあ。 (If)

  ・ 故人への思いであろう。或いは告別式の場か? 季語に思いがこもる。 (Jt)

   ・ 季語が効いているようです。(hw)

 

 20 月光に任侠の墓二つ並む 正憲

   ・ なぜ二つ?。(If)

  ・ 対になって並んでいる任侠の墓、さて誰の墓だろうか? 月の光に照らされて……。現場を見た者でないと……実感が湧かない。 (Jt)

 ・  「 任侠の墓」がねらいですね。(hw)

 

 21 鵙猛る信玄公の強面 春生

 ・ 甲府の駅頭にある信玄公の銅像でしょうか。? “人は石垣、人は城”の信玄の生き様に季語の鵙猛るはふさわしい。共感。】(My)

  ・ 句材がよい、場所柄や強面の表情がわかるようには、難しいなあ。 [地]  (If)

    ・ 銅像でもあるのだろうか? 武田信玄らしい。今だに甲州人を見守り叱咤激励しているかのよう。 (Jt)

  

22 鉛筆を削る音する良夜かな 春生

   ・ 静かな良夜で、頭には句稿が。(If)

  ・ 満月の夜にその音。静けさを表現したいのだろうか? (Jt)

   ・ 最近は殆ど鉛筆を削って字を書く機会も無いのでおそらく回想の句であろう。 静寂なひと時。 共感。(My)

 

23 満月や沓脱石のしつとりと 春生

   ・ 視線が離れすぎだろうか。(If)

  ・ 湿気の多い夜なのだろうか? 作者は何を感じているのだろうか? (Jt)

 

24 新米のおにぎりひとつ出陣す 春生

   ・ この句の出陣は、楽しいところへでしょうか?。(If)

  ・ まさか戦争に行くのではあるまい。何かの試合に行くのだろうか? 新米のおにぎりならば大きめのものひとつでよいと、新米をたたえて……。 (Jt)

  

25 蚯蚓鳴くアンモナイトの眠る丘 春生

  ・ アンモナイトは何億年も前に海中に生息していたもの。地殻変動により化石として地上に発見される。その化石が発見されるという丘。そこに鳴く筈もない蚯蚓の声が聞こえる。往古のアンモナイトに思いを寄せているのであろう。なかなか巧みな句である。『天』 (Jt)

   ・ 古い地層を凝視していたら、鳴かないはずの蚯蚓の鳴き声が聞こえた?。(If)

 

26 蓮の葉に触れて走らす雨の粒 逸郎

  ・ 「走らす」が気になる言いまわし。「触れては走る」の意味かも。 (Jt)

   ・ 一読 良く分かる光景です。共感。 只 季語の蓮が主役になっていないのが少し気になった。 (My)

  

27 開拓史語りつくせず蕎麦の花 逸郎

 ・ 開拓村には語り尽くせぬ艱難辛苦の歴史がありますね。季語が効いています。 【天】(hw)

   ・ 何処かの資料館であろうか。? 開拓使の苦労話を聞き入っている作者。広大な大地に咲く蕎麦の花が美しい。 】(My)

   ・ 蕎麦の花の咲き乱れる里、そこは開拓地。困難を極めたのだろうか、その歴史は語り尽くせないという。蕎麦の花が似つかわしい。『人』 (Jt)

 

28 廃寺との垣根はあらず韮の花 逸郎

  ・ 29番の句とセットになっているのだろうか? 栃木県国分寺町にも国分寺跡が残されていて礎石のみが残されている。掲句はそれとは別物かも知れないが、イメージは重ねられる。地続きの場所に白い清楚な韮の花が咲いている。往時の寺の在りように思いを馳せるのであろう。 (Jt)

   ・ やはり俳句は季語ですね。効いています。(hw)

 

29 廃寺今礎石あるのみ秋の風  逸郎

  ・ 韮の花の咲く頃の秋風なのであろう。或いは国分尼寺のような所だったかも……。 (Jt)

   ・ 表現が少し説明的なので “廃寺に遺る礎石や秋の風”ではどうか。? (My)

   ・ 少し常識的か?(hw)

  

30 傾斜地の廃寺の礎石小鳥載す 逸郎

  ・ 「載す」に若干の違和感。小鳥が来て賑わいを見せているのだろう。 (Jt)

   ・ 句材が少し多過ぎる感じがします。 (My)

   ・  絵になりますね。(hw)

  

31 葛の葉に隠れて在す石仏   逸郎

  ・ これも廃寺に残された石仏であろうか? 管理するということもなく……。 (Jt)

   ・ 葛の葉の旺盛さが出ています。(hw)

  

32 また鳴くは幻聴めける鉦叩  逸郎

  ・ 最初に聞きつけた鳴き声が余程印象深かったのだろうか? 幻聴かと紛うほど頻繁に……。 (Jt)

   ・   この句も説明的な印象。“鉦叩幻聴だったかも知れぬ”など読み手に鑑賞の余地を残したい。 (My)

   ・ そうでしたか、もう泣くはずはないのにって気持ちですね。(hw)

 

 33 植込みの闇の闇から鉦叩   逸郎

  ・ 「闇の闇」聞き慣れない言いまわし。「闇の奥」では平凡だから? 金叩は何となくこの世のものではないような気持ちにさせられる。 (Jt)

  ・ 実景は植え込みであっただろうが、この情報は必要だろうか。? 32番の句との抱き合わせで“また一つ闇の闇より鉦叩”ではどうか。? (My)

   ・ 「闇の闇から」は、闇の深いことを言っているのですね。(hw)

 

34 師の句碑の張り付く蔦の一縷かな 逸郎

  ・ 「句碑に張り付く」の方が分かり易そう。「蔦」といえば「蔦紅葉」のこと。句碑も古くなって時に苔、時に蔦に飾られるのだろう。 (Jt)

  ・ 擬人化して“師の句碑へ縋り付くやう蔦一縷”ではどうか。? (My)

  ・  状景がよく見えます。(hw)

 

 35 鵙鳴いて手を縶ぐかの六地蔵  逸郎

  ・ 多くの場合横一列に並んでいる六地蔵。遠目には手を繋いでいるかのよう。季語の斡旋からすると、この六地蔵に逞しさ頼もしさを感じているのだろうか? (Jt)

  ・ 句意が良く分かりませんでした。  (My) 

  ・ よく分かりませんでした。(hw)

 

36 六地蔵に加はりゐたり秋あかね 逸郎

  ・ 実景としては六地蔵に赤とんぼが止まっていたのだろうが、作者にはこの赤とんぼまでが地蔵さまの化身のように思われたのであろうか? (Jt)

   ・ 「加はりゐたり」が分かりませんでした。(hw)

   以上

     連絡先

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       【兼題の俳句への感想 】 259回 俳句ランド

 次回260回の兼題は、 「 芭蕉忌 」  「 冬暖(ふゆあたたか・ふゆぬくし)  」   (両方とも派生語を含む) とします。奮って投句下さい。  ( 参考 258回の兼題 「ばった  」  「 茸(きのこ)  」 )  

  

  対象:257回の兼題の俳句  「 露 」  「 蕎麦の花  」

1 箒もつ手にほろほろと露の玉  丈

  ・ こういう箒の持ち方もあるのだろう。(If)

  ・ 「ほろほろと」がいいですね。(hw)

 

2 露の世や老いて親しむ畑の土 丈

  ・ 季語の本意にそうものか、やや迷いました。露の世は儚いと解したので。 (If)

  ・ 畑仕事が楽しみですね。(hw)

 

 3 露けしやともがら一人また欠けて  丈

  ・ 『露は譬(たと)えに用いられ、また涙を連想させることも少なくなかった。』と角川歳時記にある。現物の露と心の露ともいえる二つの用法があるが、この句の露は後者として、生かされているようです。(If)

  ・ だんだん、こういうお年ですか?(hw)

 

 4 白露やいつしか生家遠くなり  丈

 ・ 特に父母が亡くなると実感ですね。(If)

 ・  「いつしか」に思いが込められています。(hw)

 

 5 花蕎麦を裳裾飾りに信濃富士  丈

  ・ この句は信濃富士の一物したてになっているが、花蕎麦との二物仕立てにして、広がりと空間をだすのも一法では。(If)

  ・ 「裳裾飾り」という比喩は主観を入れすぎかも?。 (hw)

 

 6 光りあひつつ花蕎麦と千曲川  丈

  ・  花蕎麦は、広い平面を、川は細長さをイメージするので、 「光りあひ」はどうでしょう。(If)

  ・ 雰囲気があります。(hw)

 

 7 朝日子に力ありけり草の露 春生

  ・ 上5どうでしょう。(If)

     ・ 草原、或いは大河の河川敷など。朝露がびっしりと。ひんがしのあかね空より金色の日輪が顔を出す。みるみる日は力強くさしのぼる。その日を透かして朝露が七彩を放つ。新しい一日が始まる。共感。 (Jt)

 

8 露草の露に濡れつつ分校へ 春生

  ・ 座5がきいなるので、「露草の露に濡れゐる分校趾」としてみましたが。(If)

 ・ 「露草」は「蛍草」のことか? とすると「露草の露」にはやや抵抗を感じる。露の野道を歩いて分校へ通うローカルな風景。 (Jt)

 

 9 葉の先の露の弾けんばかりなり 春生

 ・ よく見かける景ですが・・・。(If)

 ・  自分の家の玄関先に2mほどの大名竹がある。その葉先にとどまった露の玉はまん丸くまさに水晶光り。今にも弾け飛びそう……とも。こんな光景を見るとハッとして立ち止まって、しばし見入ってしまう。 (Jt)

 

10 淡々と白波の立つ蕎麦の花 春生

 ・ 蕎麦の花が白波に見えたのでしょう?。(If)

   ・ 激しく立ち上がる白波ではない。純白というほどでもない、落ち着いた穏やかな白波のよう。まさにその通りだ。 (Jt)

 

11 蕎麦の花秩父札所の暮れ残る 春生

  ・ 中7を「札所の路の」とするも一法か。(If)

 ・ 白く明るい蕎麦畑に囲まれてこの札所があるのだろう。日没後の夕空の下に明るく、暮れ残ったよう。 (Jt)

 

12 石仏や陽だまりのごと蕎麦の花 春生

  ・ 「や」で切れると蕎麦の花が日溜まりのごとしとなり、石仏が軽んじられそうだが?。(If)

    ・ 石仏のある風景。そこには陽だまりのように明るく蕎麦の花が咲いているというのだが、個人的には上五は「石仏に」とした方がわかりやすそうな感じがする。 (Jt)

 

13 月明に白し匂へる蕎麦の花  逸郎

  ・ 蕎麦の花にも香りがあるのだろう。意識したことはなかったが……。匂いだけに注目しても良かったかも……。 (Jt)

   ・ 句またがりの効果が出ていません。(hw)

  

14 古里は淋しかりけり蕎麦の花 逸郎

  ・ 親もなく世代交代して行き来もなくなってしまった古里だろうか? 蕎麦の花の雰囲気はその思いを強くするかも……。 (Jt)

  ・ 情に流されたか?(hw)

  

15 送葬の小さき固まり蕎麦の花 逸郎

  ・ 最近よく言われる家族葬かも。前句同様季語の働きを感じる。 (Jt)

   ・ 上手い句です。「小さき固まり」見事です。(hw)

  

16 草少し犬に喰はれて露まみれ 逸郎

   ・ 分かりにくい言いまわし。露まみれなのは草? (Jt)

 ・  「露まみれ」なのはだれ?(hw)    

  以上

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