註.【 兼題の俳句 】は、このページを下へスクロールして下さい。

  次回264回の兼題は、 「 苗札 」  「 春泥 」  (両方とも派生語を含む) とします。 奮って投句下さい。

     参考;263回の兼題は、 「 下萌」  「蕗の薹 」  (両方とも派生語を含む) とします。

 

     【 掲示俳句 】 263回 俳句ランド

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   1 白山や寒天いよよ青さ増し   丈

2 波の花散らし東尋坊の修羅   丈

3 荒磯にも四温日和と云へるもの 丈

4 名園の雪吊の穂の妍きそひ   丈

5 木虫籠の奥に三味の音古都の雪 丈

註: 「木虫籠(キムスコ)」は、はめ込み式の連子格子で出格子の一種。金沢の「ひがし茶屋街」で見られる。

6 春雨や瀬戸の潮待港の路地   丈

7 春立つや瀬戸の馳走の鯛づくし 丈

8 水尾白く長く春立つ瀬戸の航  丈

9 渦潮や瀬戸の小島に城の跡   丈

10  玉椿子規を称ふる城下町    丈

11 大榾や炎の先の鬼の舞    正憲

12 石投げて二月の水の固さかな 正憲

13 解体の容赦なき音冬ざるる  正憲

14 透明のエレベーター来雪女郎 正憲

15 大凧の写楽の眼天に在り   正憲

16 洗い場に挿す一輪の黄水仙  正憲

17 日誌には沢山の声卒業期   正憲

18 石盤の上の石墨卒業期    正憲

19 やはらかき風に揺れ初む薄氷 正憲

20 流氷のぶつかり合へる声近し 正憲

21 梅が香や重なり合ひし祈願絵馬 史

22 梅寒し見せ仕舞する土産店   史

23 梅の宮掃除の禰宜に遠会釈   史

24 梅が香や只今遊具修理中    史

25 丘の上の句碑の周りの梅香る  史

26 自転車の将棋倒しや冴返る   史

27 冴返るリュックの中の鍵探す  史

28 冴返る風除けの無き停留所   史

29 春ショールくるりと回し湖一周 史

30 左義長や天へと習字舞ひ上がる 史

31 大空の真中に凧の暮れのこる  逸郎

32 笹鳴の左見右見して落ちつかず 逸郎

33 笹鳴や国栖の舞台の綻びて   逸郎

 註.国栖(くず)

34 からくりの人形めける紙漉女  逸郎

35 椿落つ水琴窟の鳴り止まず   逸郎

36 針まつる眩しきほどの白豆腐  逸郎

37 土くれを割って出でたる蕗の薹 逸郎

38 大前の左右を飾る紅白梅    逸郎

39 大和路に大鳥居あり日脚伸ぶ  逸郎

40 姫娑羅の花の散り敷き踏み惑ふ 逸郎

以上

    連絡先

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       【兼題の俳句 】 263回 俳句ランド

 次回264回の兼題は、 「苗札 」  「 春泥 」  (両方とも派生語を含む) とします。 奮って投句下さい。

参照;263回の兼題は、 「 下萌 」  「 蕗の薹 」     (両方とも派生語を含む)

参照:262回の兼題は、 「 初笑  」  「 雪掻 」   (両方とも派生語を含む)

 

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対象:263回の兼題句、 「 下萌 」  「 蕗の薹 」  (両方とも派生語を含む) とします。

1 下萌や少年の日の通学路    

2 下萌や若きふたりの座す水辺  

3 歩かねばとて草萌の河川敷       

4 ひと皮をむけば早緑ふきのたう 

5 蕗の薹ひそと老母の庭の隅   

6 東雲の大和国原下萌ゆる    逸郎

7 水琴窟下萌の音かも知れず   逸郎

8 宇陀川のうるをす大和下萌ゆる 逸郎

 以上

    先連絡