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  次回263回の兼題は、 「 下萌」  「蕗の薹 」  (両方とも派生語を含む) とします。 奮って投句下さい。

 

     【 掲示俳句 】 262回 俳句ランド

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  1 散る時のつひに来にけり冬薔薇  丈

2 星ひとつ赤城颪に磨かれて    丈 

3 冬日かたぶく金色に大地染め   丈

4 忘るるといふこと恐れ年忘       丈

5 駆け込んで来て湯に浸す冷たき手 丈

6 数え日や滅多には来ぬ子らを待ち 丈

7 藁の香に家郷のかをり注連飾る  丈

8 穏やかに晴れて明日待つ大晦日  丈

9 夜明け呼ぶごとく太白星冴ゆる  丈

10  初御空鴉のこゑも透きとほり     丈

 11 傘を打つ雨音高し開戦日    正憲

12 青空にひと佩けの雲一葉忌   正憲

13 住職の妻の黒髪煤ひ      正憲

14 平成の全きを生き大晦日    正憲

15 大黒の永遠の微笑み今朝の春  正憲

16 去年今年ガラスの隅の拭き残し 正憲

17 正月の空へ鈴の音巫女の舞   正憲

18 浮き上がるビルの輪郭初明かり 正憲

19 断崖の柱状節理冬怒涛     正憲

20 水仙の海や岡本眸逝く     正憲

21 子規の句碑置ける寺苑の水仙花  史

22 城跡に小さき祠と水仙花     史

23 背き合ふ水仙束ね朝市へ     史

24 日脚伸ぶびもう一件の用済ます  史

25 贈物のリボンの上へ日脚伸ぶ   史

26 松林の木々それぞれの初日影   史

27 波の色刻々変はり初日の出    史

28 人々の歓声上がる初日の出    史

29 子や孫の全員揃ひ屠蘇を酌む   史

30 ガラガラの声の友より初電話    史

31 神鹿の像の囲はれ淑気満つ 逸郎

32 命なき鹿像なれど淑気あり 逸郎

33 謡ひだしさうな能面淑気あり 逸郎

34 国栖奏待つ足下の渕の深碧 逸郎

   註.国栖奏(くずそう)=奈良県吉野郡吉野町南国栖の浄見原神社(きよみはらじんじゃ)で 、毎年旧暦1月14日に奉納される歌舞である。 応神天皇が吉野離宮に行幸したとき、国栖人が醴酒(れいしゅ)を献上して歌舞を奏したことによる。国栖奏と、雨乞(あまご)いのための国栖の太鼓踊りは県の無形民俗文化財に指定されている。

35 離宮跡少し離れてどんど焼く 逸郎

36 仕掛人形めける乙女や紙を漉く 逸郎

37 紙干すに広からぬ庭和紙を守る 逸郎

38 紙漉きの一家が住めり奥吉野 逸郎

39 雪落とし屋根まで雪の梯子かな 逸郎

40 雪を掻き互ひの通路繋ぎけり 逸郎

 以上

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       【兼題の俳句 】 262回 俳句ランド

 次回263回の兼題は、 「 下萌 」  「 蕗の薹 」  (両方とも派生語を含む) とします。 奮って投句下さい。

261回の兼題は、 「 おでん 」  「 冬ざれ 」   (両方とも派生語を含む)

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対象:262回の兼題句、 「 初笑  」  「 雪掻 」  (両方とも派生語を含む) とします。

1 目がしらのうるむ老爺の初笑  丈

2  挨拶に照れゐる妻の初笑    丈

3  雪掻くや北国の友思ひつつ   丈

4  貪欲に食みては吐きてラッセル車 丈

5  編隊を組む空港の除雪隊    丈

6 お隣と時刻合はせて雪掻きす 逸郎

7 取敢えず公道までの雪を掻く 逸郎

8 雪あらぬ玄関なれど雪箒   逸郎

9 中天の星煌々と雪箒     逸郎

10 皆の視線集まる孫の初えくぼ 逸郎

   以上

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